わかること
- 初心者におすすめの同人誌のサイズ
- 同人誌のサイズと印刷代の関係
自分に合った同人誌のサイズを見つけましょう!
おすすめ小説同人誌のサイズ


(参考:出版科学研究所『本の判型』)
A5サイズは「高さ210ミリ×横幅148ミリ」です。
同人誌ではA6サイズを文庫サイズって呼びます。
A4コピー用紙を、半分にしてもう一回半分にしたサイズです。
A6サイズは「高さ148ミリ×横幅105ミリ」です。
どうしてA5とA6がおすすめなのかをお伝えしますね!
おすすめ1─A5サイズ
メリット
- イラスト表紙や特殊装丁が映える
- マンガ同人誌と同じサイズで保管がラク
- 1ページにたくさん文字がのせられる
- 同じ文字数だと小さなサイズの同人誌よりページ数が抑えられる
- なので、印刷代が安くなる
デメリット
- マンガ同人誌に間違えられやすい
- 2段組にするのが少し大変
- 2段組は好き嫌いが分かれる
- 印象が「いかにも同人誌」(人によってはメリット)
どの印刷所でも、A5サイズは基本で用意されているプランです。
失敗しにくくてお財布に優しいですよ。
おすすめ2─A6(文庫)サイズ
メリット
- カバーを掛けたら商業小説っぽい
- ぱっと見で「小説だ」と分かりやすい
- 1段なので編集が楽
デメリット
- 同じ文字数だと大きなサイズの同人誌よりページ数が増える
- なので、印刷代が高くなる
なので2番目のおすすめです。
その他のサイズ

- 印刷してくれる印刷会社が限られる
- パソコンでサイズを作りにくい
このどちらか、もしくは両方の場合はおすすめから外しました。
B6

(参考:出版科学研究所『本の判型』)
ポイント
- 1段でも2段でも組める
- 文庫とA5の中間サイズ
- 少しマイナーな大きさ
中間サイズでいいとこ取りですが、印刷会社が限られます。
新書
ポイント
- 1段でも2段でも組める
- 1ページの文章量は、文庫より少し多くて、A5よりもずっと少ない
- マイナーな大きさ
作っている人が少ないのでイメージが難しいのもマイナスポイントです。
印刷会社によっては、変形本として作れます。
その他(豆本、変形本)
変形?
むり!
なのでおすすめからは外しました。
ページ数と印刷代の関係

サイズが大きい方がページ数は少なく、サイズが小さい方がページ数は多くなります。
1ページに収まる文字数を比較してみます。
A6 1段組 | 570文字 | 1行38文字×1ページ15行 |
---|---|---|
A5 2段組 | 1120文字 | 1行28文字×1ページ20行×2段 |
ページ数が少ないことの利点は、印刷代金が安くなるのでお財布に優しいこと。
もし文章がみっしり詰まっているのでなければ、A5の1ページに1段で文字を組むより、2段で組んだ方がたくさん文字が収まります。
1ページに1140文字納まるA5/1段

1ページに1120文字納まるA5/2段

(サンプル文章:岸田國士『ブランコ(1幕)』より)
印刷会社によって料金は違いますが、「A5以下」「B5」と印刷料金が分かれている場合もあります。
ページ数の増えるA6(文庫)サイズよりも、A5サイズの方がお財布に優しいんです。
まとめ
今回は同人小説初心者におすすめの同人誌のサイズと、サイズと印刷代の関係についてお送りしました。
- A5サイズ
- 1ページにたくさん文字がのせられる=印刷代が安い
- マンガ同人誌に間違えられやすい
- いかにも同人誌
- A6(文庫)サイズ
- 1ページにのせられる文字が少ない=印刷代が高い
- ぱっと見で小説同人誌だと分かる
- カバーを掛けたら商業小説っぽい
- サイズの大きな同人誌
- 同じ文字数の場合、ページ数が少なくなるので印刷代が安
- サイズの小さな同人誌
- 同じ文字数の場合、ページ数が多くなるので印刷代が高い
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!